「本当はやっぱりベボガ!で武道館も行きたかったなっていうのも、行けるなって、すごい自信もあったんですけど……。やっぱりみんな年月も経って、見る方向もそれぞれ変わってきてっていうのがあって。『仕方のないことなのかな』っていまは思えるけど、当時は『なんで?』みたいな納得できない部分もあって……。ほんとに行ったり来たりのいろんな気持ちで不安定でした」
どこか自分自身を納得させるように、こう当時のことを語ってくれた。

(撮影:今井康一)
居場所をくれたでんぱ組.inc
またも波乱に満ちた展開の中で、それでも鹿目を救ってくれたのも、やはりでんぱ組.incの存在だった。
1度目は不登校だった中学時代に、でんぱ組.incの音楽により救われた。そして今回はでんぱ組.incのメンバーとして、居場所があるということ。何よりもメンバーによって救われた。
「アイドルとしてでんぱ組.incでやり切ろう」
複雑な感情を乗り越え、鹿目は大きな決意をした。曰く、それは自身のアイドルとしての精神寿命を全うするということだった。
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