「なんでこんな点なの!」「もっと勉強しなさい!」は逆効果…。子どもの成績がアップする"声かけ"の意外なコツ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もちろん、ウソの中身にもよります。社会的ルールに反することや人を傷つけるようなウソ、たとえば、人の物を盗んだのに、それをごまかして「もらった」とウソをつくなどは厳しく叱る必要があります。

でも、そこまで深刻なものでなければ、「あの子もなかなか知恵がついたな」と、その成長をむしろ楽しむくらいの気持ちでいれば、家庭内の雰囲気はグンとよくなります。

信頼感が自分から勉強する気持ちにつながる

第一志望合格率96.8%の塾講師が教える 中学生の成績は「親の声かけ」で9割決まる!
『第一志望合格率96.8%の塾講師が教える 中学生の成績は「親の声かけ」で9割決まる!』(飛鳥新社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

子どもたちのまわりにいる学校や塾の先生といった「普通の大人たち」は、たいていダメなことに対してはストレートに「ダメ」と子どもに教えます。

子どももウソをついてはいけないことくらいわかっています。わかっているから、大人から今さら正論を言われても響かないのです。

そこにあえてフェイントで「そのウソ、面白いな」「なかなかユニークな言い訳を考えてきたな」と笑ってくれる大人がいると、「えっ!?」と一瞬戸惑うわけです。

しかも、相手はニコニコ笑ってくれている。この信頼感が、子どもの心を動かすのです。そんな信頼感が、自分から勉強する気持ちにつながるのです。

建部 洋平
たてべ ようへい

1977年生まれ、愛知県育ち。大学卒業後、大手学習塾に就職し、生徒アンケートは6年連続1位、歴代最速で本部長に就任。独立後、小学生~高校生を対象にした学習塾Abilityを2校舎経営し、のべ約1万人の生徒を指導。学年トップから学習障害のある子まで幅広く支援し、劇的な成績向上を多数実現してきた。塾生のテスト結果を30点から80点台まで引き上げたような実績をいくつももち、高校受験の第一志望合格率は96.8%(2024年度)、95.2%(2025年度)。
また、「ほめる教育」の重要性を伝えるため、日本ほめる達人協会の特別認定講師資格を取得。企業研修や講演活動も行い、2023年認定講師コンテストでは準優勝。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事