「なんでこんな点なの!」「もっと勉強しなさい!」は逆効果…。子どもの成績がアップする"声かけ"の意外なコツ
たとえば、私がよく塾でやるのは、生徒が、「先生、宿題をやってきたのに家に忘れてきてしまいました〜」と言うのに対し、「そうか、それは残念だなぁ〜。せっかくやったのにな(笑)。じゃあ、親御さんに今から持ってきてもらおうか」と返すパターン。
すると、「先生、すみません! 実はやってきませんでした〜」と、即行で素直に謝ってきます。そして、教室は笑いに包まれます。
でも、ふしぎなことに次はちゃんと宿題をしてくるようになります。自ら「ベッカムにウソを見破られて、またクラスの笑い者にはなりたくないもんなー」と行動を改めるようになるのです。
もし「今日は宿題がなかった」とウソをついたら
たとえば、もしお子さんが学校から宿題が出ているのに「今日は宿題がなかった」とウソをついたら、この逆バーションをやってみるといいでしょう。
「あれ? ○○先生が宿題を出さないなんてヘンだね。うっかり忘れているかもしれないから、先生に連絡してみる」とニコニコしながら言ってみてください。
すると、「あっ、そうだそうだ、あったわ、あった」とあわてて、ウソを撤回すると思います。そのときに親が「なんでウソついた!」と激怒してしまったら逆効果。
ここは大人の振る舞いで「気がつけてよかったね」とポーカーフェイスを貫くか、「なかなか高度なウソを思いついたね」と笑って許しましょう。