ひとりで死んでも孤独じゃない 「自立死」先進国アメリカ 矢部武著
独居者が死後何週間も経ってから発見される「孤独死」。ほとんどの先進国で単身世帯が増加する中、独居者の孤立や孤独死が社会問題化しているのは日本だけだという。これには社会的なつながりが弱いという日本社会特有の事情が関係していると、著者は指摘する。
独居死イコール孤独死ではない。問題は独居者の社会的孤立にある。米国には高齢者専用住宅や配膳サービスNPOなど、独居者の孤立を防ぐさまざまな支援があり、高齢者はこうしたサービスを受けながら最期まで自立生活を楽しむという。日米の事情に詳しいジャーナリストが、米国の事例をひもときながら、自立して生き、死んでいく「自立死」のあり方を考える。
新潮新書 714円
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ライフの人気記事