CSR高成長ランキング・トップ29--環境・社会・ガバナンスと財務から見た成長率1位は協和エクシオ、2位リンナイ

 

強みを発揮するのが本業と関連の深い環境分野だ。エネルギー効率が高いハイブリッド給湯器の開発、販売などを展開。事務用品等のグリーン購入も10年度95.3%と高い水準にある。「13年度までにCO2排出量原単位を09年度比で4%削減」というCO2排出量等削減への中期計画も掲げ実行中だ。

3位はツムラ(同7.49%)。総合ランキングでも89位と上位に位置する。本業の医療用漢方薬を中心に幅広いCSR活動を展開。海外では、ラオスに中学校を建設し地域の教育体制充実に貢献している。障害者雇用にも積極的で10年度は3.19%。こうした幅広い取り組みはすでに高く評価されており、多くのSRIファンドやエコファンドで組み入れられている。

以下、4位ワコールホールディングス(同5.87%)、5位大東建託(同5.52%)、6位前田建設工業(同5.48%)と続く。

5位大東建託は11年3月期の売上高が1兆0011億円と1兆円を超える。他にも24位NTTデータ、26位積水ハウス、27位大日本印刷、28位旭硝子など直近の売上高が1兆円以上の大手企業もいくつかランクインしている。

このランキングは3年連続でCSRと財務の得点が上昇するという高いハードルを課している。これを越える各社はCSRと財務の両面で高いレベルで成長している企業と言える。今後、日本のCSRをリードしていく企業となることも期待できる。

さて、最近、環境(E)、社会(S)、ガバナンス(G)の側面を重視した投資が注目を集めている。CSR企業ランキングはESGに財務のFを加えた評価である。「ESG+F」の高成長企業は銘柄としても魅力的である可能性が高そうだ。

 

 


(岸本吉浩 =東洋経済オンライン)

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