増え続けるビジネスケアラー。働きながら親の介護と家事を続け、24歳で家を購入した元日テレアナウンサー町亞聖さんが語る「後悔」<後編>

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元気だった頃の町さんの両親。仲睦まじい2人だったが……(写真:町さん提供)

仕事をしながら、家族の介護をする「ビジネスケアラー(*)(ワーキングケアラーとも呼ばれる)」が増えている。経済産業省の試算によると、2020年時点で262万人、2030年には318万人に達する見込みだ。

アナウンサーと介護の両立

フリーアナウンサーの町亞聖さん(53歳)は高校・大学時代、病気の後遺症のため車いすで生活する母親を介護しながら一家のために家事を行い、弟妹の母親代わりを務めた。いわゆる、ヤングケアラーだった。大学を卒業してテレビ局のアナウンサーになってからも、父母ががんで亡くなるまでの間、仕事と介護・家事を続けた。

親の介護は、誰もが直面する可能性がある。仕事との両立はどうしたらいいのか。どう向き合えばいいのか、ビジネスケアラーとしての経験や感じたことを語ってもらった。

前編:親の介護・家事を背負った18歳、町亞聖さんの決意

【写真で見る(5枚)】ビジネスケアラーだったアナウンサー町亞聖さんとその家族(町さんの近影も)
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