遊びの誘惑に勝てなくて5浪…なんとか国立医学部に合格した彼が「浪人ありきで考えてはいけない」と力説するワケ

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石戸さんは、岡山県の倉敷市に生まれ育ちました。小さい頃は明るく、面白いことをするのが好きな子どもだったという石戸さん。

小学校低学年の頃は成績がよくなかったそうですが、兄の受験を機に勉強をするようになり、成績がよくなりはじめたそうです。

「幼稚園のときから小2までは学校が面白くなくて行っていませんでした。小1の頃のテストは30点を取ることもあり成績がいいとはいえませんでしたね。小3から学校に行くようになり、勉強もするようになって成績がよくなりました。小4になると、兄の受験の影響で中学受験専門の塾に通い始めました」

中学受験では第1志望だった岡山中学校・高等学校に無事合格。中2までは同級生が140〜150人いる中で10位以内をキープしていました。

幼少期の石戸さん
幼少期の石戸さん、小学校低学年では成績が良くなかった(写真:石戸さん提供)

大阪大学を「阪神大学」と書いた…現役時の受験

高校1年生と高校2年生の頃には、生徒会長も務めるなど、課外活動にも励んでいた石戸さん。しかしこのころ、音楽と麻雀にはまったことがきっかけで勉強をまったくしなくなり、一気に成績が下降していきます。

「中学生くらいから、医者になりたいという気持ちと会社を経営したいという気持ちがありました。麻雀にはまった高校生の時は、将来は雀荘を開こうかな、と考えたりもしましたね」

医者と経営者、どちらもやるためにまずは医師になろう、と医学部を志望することにした石戸さん。

しかし、高校3年生になるまで成績は下がり続けました。

勉強もあまりしていなかったこともあり、現役での受験は「試しに受けとかないとダメだぞ」と先生に言われて出願した地元の私立大学薬学部にも不合格。国公立大学は前期は歯学部、後期は医学部を受けましたが、すべて不合格になります。

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