「元気がないね」って言わないでほしい。Z世代に上の世代がやりがちな逆効果コミュニケーション
人間はよく知らないものに警戒心を抱きます。興味がなかったり、特に好きではなかったりするものや人でも、頻繁に接しているうちに、それが「知らない」から「知っている」に変わり、警戒心が薄れてよい印象を持つようになるのです。人間関係においては「熟知性の法則」とも呼ばれており、相手とたくさん会い、相手のことを知るようになるほど、好意を抱きやすくなる傾向があることを指します。
何なら日々あいさつを交わすだけでも気持ちが違うといいます。会話するタイミングをたくさん持つことが重要なのです。
最低限クリアすべき目標を示してほしい
それでは、どんな風に声をかければよいのでしょうか。
「気持ちを切り替えてやる気出していこうよ」そんなふうに言われてしまうと、クリアすべき目標が何なのか、明確にされておらず、Z世代の皆さんは困惑してしまうといいます。Z世代は正解や目標に効率的にたどりつきたいという思いが強く、うまく目標設定できればもやもやした気持ちを達成へのエネルギーに換えられるという特長があります。しかし、目標が「頑張ろう」では、何をしてよいかわからず、その力も湧いてきません。
「まずは〇日納期の仕事のこのパートだけは、この日までに最優先で終わらせよう」のように、最低限クリアすべき目標を具体化することで、そこからさかのぼって必要なエネルギーを捻出することができます。目に見える目標があると安心する、クリアできそうな気がしてそこまでは頑張ろうと思える、という意見でした。
ということで、Z世代の皆さんに、どんな風に声をかけてほしいかを聞いて、ポイントをまとめてみました。明日からのコミュニケーションのヒントにしていただければ幸いです。
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