メルボルン鉄道旅「交通費1日1000円以下」で満喫 「物価高で海外旅行ができない」は大きな誤解だ
また、メトロ、トラム、Vラインと事業者が異なるが、線路施設などは国や州が管理しており、この運賃はメトロやVラインの列車からトラムに乗り継ぐなどし、何社乗っても初乗りは1回である。
日本でもようやく、横浜市営地下鉄や福岡市営地下鉄で1日の運賃上限額設定が始まったが、メルボルンでは、JRや大手私鉄を含めて行われているようなものである。
筆者はメルボルンに7日間滞在したので、7日間パス55AUD+カード代6AUD(クレジットカード支払い額6132円)を利用したが、メトロ、トラム全線とゾーン2範囲内のVライン(特急列車含む)が乗り放題なので、7日間パス以外の交通費は空港バスのみであった。物価高のオーストラリアであるが、毎日交通機関に乗りまくって、1日の交通費は1000円以下なので、格安にメルボルンを楽しめた。
このカードは7日間パス専用ではないので、7日券終了後は1日券を入れることもできるし、単にチャージした金額から利用料金をその都度引き落とすこともできる。
ゾーン2の範囲でも、多くのビーチへ行けるほか、内陸方面ではカンガルーでも駆けていそうな砂漠然とした大陸の風景を楽しむこともできた。
どうやって格安旅行を実行するか
旅の予算は、往路成田―バンダルスリブガワン―メルボルン(ロイヤルブルネイ航空)、復路メルボルン―クアラルンプール―羽田(エアアジア)の航空券13万1971円(2025年2月)、宿泊はゲストハウスのドミトリールームに8泊(3万9725円)した。宿泊施設には共用キッチンがあり、主にスーパーマーケットで買ったもので自炊などをして過ごした。
さまざまな国の人との交流や、それらの人がどんな調理をしているかを見るのも楽しい。日本では、このような宿イコール若者用と感じるかもしれないが、年齢を気にする必要はまったくないし、男女を分けるところも少ない。幼い子供連れの家族旅行ではドミトリーは向かないが、ゲストハウスにはファミリー用の個室もあり、キッチンなどは共用できる。
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