「ひどい会社だ」「個人事業主だから仕方ないのでは?」と賛否両論…。ウーバー「配達員に解決金」が全然笑えないワケ
サービス維持のため、システム見直しは急務
記事冒頭で紹介した配達員のアカウントが停止されたのは、コロナの影響で国民のほとんどがマスクをしていた、2022年8月〜11月だった。
当時のウーバー配達員は、私自身がそうだったが、ウーバーの仕事だけで生活を回すことができた。正当な理由のないアカウント停止に「異議あり」を申し出たのは、もしかしたら副業ではなく本業として、毎日のように働いていた背景があったのかもしれない。
しかし「今」はどうだろうか。ウーバーという仕事そのものが、副業として稼働せざるをえない、そんな状況に変化しつつあるように私は思う。
システムトラブルが原因で仮に今日、アカウントが停止されたとしても、おそらく私は、ウーバーに自身の状況を訴えない。なぜならウーバー側から支払われるかもしれない解決金と、訴訟で失う費用と労力が釣り合っていないから。
誰もが安心して利用できる、持続可能なシステムをどう構築していくかが、今ウーバーには問われている。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら