「数をこなせば稼げるはずが…」駆け出しフリーランスがやりがちな”誤算”とは?≪稼げるフィールド≫の見つけ方も紹介!

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フリーランス
フリーランスとして稼いでいくなら、自分が戦うべきフィールドを見極めることが重要です(写真:nonpii/PIXTA)
30歳で一念発起し、たった1年でプロのイラストレーターとして食べられるようになったフジワラヨシトさん。初の著書『コネ、スキル、貯金ナシから「好き」を仕事にするまでにやってきたこと』では自身の経験、フリーランスとして稼ぐためのコツを明かしています。
本稿では同書より一部を抜粋しお届けします。

「たくさん売れれば稼げる」の誤算

私がイラストレーターとしての活動を始めた当初は、とにかく数をこなせば何とかなるはずだと考えていました。

相手は誰でもいいので1000円のイラストを200点売って20万円の収入を得る。そんな単純な掛け算で目標金額に到達できるはずだと思い、クラウドソーシングサイトを使い、低単価な案件にも飛びついていました。実際、そこではYouTubeの動画用のイラスト制作や、個人出版の電子書籍のカットイラストなど、多種多様な案件が存在し、数をこなせば目標の収入は得られそうに見えました。

しかし実際に取り組んでみると、1件1000円という低単価の仕事とてクオリティの要求は決して低くなく、修正依頼への対応や細かなコミュニケーションが必要となり、1件あたりに予想以上の時間がかかってしまいます。そのため、月200件という目標は現実的ではないことが次第に明らかになってきました。

なぜ、低単価でも数さえこなせばなんとかなると思い込む初歩的な落とし穴にはまったかというと、私の似顔絵師時代の単価は1枚10円、テーマパークで描き始めてからも高くて1枚2000円程度でしか絵を買ってもらった経験がなかったからです。

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