「どのシーンで着るの?」ワークマン《不審者パーカー》売り切れ続出の裏に消費者意識の変化

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昔は夏の定番レジャーだった「海水浴」人口が減り、真夏の猛暑日にはテレビが「不要不急の外出自粛」を呼びかけるなど、さまざまな場面で亜熱帯化の影響が出ている。企業として今回のような“肌ケア商品”をどう考えているのか。

「ワークマンの出発点は“働く人”(プロの作業者)が対象ですから、そうした方の肌を守れる商品を開発していきたいです。夏に求められる機能としては、やはりUVカットが多いですね。

ただ近年は作業以外で使われるシーンが増えたので、着心地の快適性にさらにこだわり、日常生活をよくする商品を買いやすい価格で提供したいと考えています」

「WorkmanColorsイグジットメルサ銀座店」には他のUVカット商品も展示されていた(筆者撮影)

日焼け防止・肌ケア商品への思い

「サンシェードパーカーEX」の商品説明は、「屋外ワークシーンからガーデニングシーン、公園から近所の買い物、フェス、スポーツ観戦、アウトドアシーンまで」と記されている。

同社は企業ビジョンで「声のする方に、進化する」も掲げる。

気象庁の季節予報では、「2025年の夏(6~8月)の気温は例年に比べて全国的に高い」と発表されている。快適性を感じる商品は今後さらに求められそうだ。

高井 尚之 経済ジャーナリスト、経営コンサルタント

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たかい なおゆき / Naoyuki Takai

学生時代から在京スポーツ紙に連載を始める。卒業後、日本実業出版社の編集者、花王情報作成部・企画ライターを経て2004年から現職。「現象の裏にある本質を描く」をモットーに、「企業経営」「ビジネス現場とヒト」をテーマにした企画・執筆・講演多数。近著に『なぜ、人はスガキヤに行くとホッとするのか?』(プレジデント社)がある。

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