「どのシーンで着るの?」ワークマン《不審者パーカー》売り切れ続出の裏に消費者意識の変化
実は、日焼け防止パーカーは以前から発売していた。
「前身となったのは、2022年に発売した『レディースクールUVフェイスガードパーカー』(1500円。以下、フェイスガードパーカー)です。
ワークマンには農作業などの作業着・作業服として日焼け防止パーカーがありましたが、アウトドアでも着られる商品として開発しました。フード部分には取り外しできるマスク機能もついた商品です」
コロナ禍で外出時にマスク姿が求められた時代の追い風にも乗って商品は売れた。もちろん1500円という低価格や機能性もあっただろう。

自転車での移動や散歩時などでの利用が多い
「使用シーンを見ると、当時から自転車での移動や散歩時などさまざまな場面でご利用されていました。これらは次の商品を開発する際に参考としたのです」
2023年に発売したのが「レディースクールUVサンシェードパーカー」(1900円)だ。サンシェードは“直射日光を遮ることで体内温度の上昇を抑える”や、“紫外線をガードする”の意味があり、ネーミング的にも今回の商品の原型といえるだろう。
「フェイスガードパーカーにはなかった、ツバも取り入れました。UPF50+もこの商品から採用しています。機能性を高めたのは、当社のインフルエンサー(ブロガー・YouTuberでワークマン社外取締役の「サリー」氏)の意見も参考に、日焼けを防ぎたい人がどこにこだわるかを考えた結果です」

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