芸人仲間からも「うちに来い」とラブコール相次ぐ…。令和ロマンくるま「吉本と契約終了」も増す声援。なぜここまで愛される?
SNSでは、多くのユーザーが驚きを持って受け止めた。ファンからは「うれしい」「待ち望んでいた」といった喜びの投稿が続出。
芸人仲間から相次いで声援が出たほか、松竹芸能をやめて事務所を立ち上げた「さらば青春の光」森田哲矢さんは「副社長のポストを用意してます」とユーモアまじりで投稿した。なお、「さらば」の所属事務所は、社長が森田さんで、副社長が相方の東ブクロさんだ。
副社長のポストを用意してます。 https://t.co/JYe2nqg98Q
— さらば青春の光 森田哲矢 (@saraba_morita) April 28, 2025
なぜこのように、くるまさんは愛されているのか。まず要因として挙げられるのが、「時代にフィットしている」ことだ。さらにそれを深掘りすると、「適切なタイミングでの謝罪」「メディアとの対等な距離」「考察する風潮との合致」が考えられる。
①適切なタイミングでの謝罪
最初の「適切なタイミングでの謝罪」は、まさにオンラインカジノについての言動に見られる。任意聴取が報じられた直後に、自ら説明する動画を公開。「自身の言葉でスピーディーに語る」姿勢には、SNS上で高い評価が与えられていた。
くるまさんをめぐっては、事情聴取が報じられた直後に、一部週刊誌による「不倫疑惑」も上がった。既婚女性(週刊誌記事では「A子さん」と呼称)と一時、不倫関係があったとの内容だったが、こちらも「A子さんと交際していたのは事実です。ただ、不倫関係はありません」などと、即座に説明している。不祥事そのものよりも、事後対応が評価基準になる時代において、いずれも適切な対応だと言えるだろう。
②メディアとの対等な距離
続いてのポイントが、「メディアとの対等な距離」だ。
芸能人たるものスキャンダルはつきものだ。その際にメディアは「言論」を武器とするが、報じられたほうが「言論」で立ち向かおうとしているケースは、あまり多く見られない。
その点、くるまさんは、不倫報道の際にも「記事には事実と異なる部分が散見された」として、あくまで本人側の認識ではあるが、「事実」と「虚偽」を切り分けて、それぞれ明示的に説明している。
説明しようとする人柄が好印象に
芸能人の謝罪・釈明コメントには、「お騒がせしている件について」「不快に感じさせたとすればおわびする」のように、具体的に何を言っているのか、よく伝わらないものが少なくない。
受け手は「どの部分が事実・虚偽(と主張しているのか)」を知りたいのであり、そこがケムに巻かれてしまえば、「本当に謝る気があるのか」「とりあえずコメントを出しただけだろ」と、さらに火に油を注ぐことになってしまうのだ。
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