ダラダラと休む人・戦略的に休む人の決定的な差
たとえ無自覚であったとしても、たとえ自分が設定した目的地でなかったとしても、私たちは目的に駆り立てられ、その達成のために今持てる時間を化石燃料のように燃やしながら、蒸気機関車のごとく走り続けているのです。
休息には、「パッシブ・レスト」と「アクティブ・レスト」がある
「戦略的に(=目的を持って)、暇(=目的を持たない時間)を作ろう」と言っているわけです。本書はタイトルからして何やら矛盾を孕はらんでいますし、「わけがわからないぞ」と違和感を覚えるかもしれません。それに私たちは元来、すべてに目的や意味を見出そうとする生き物です。暇を暇のまま渡されても、あるいは暇な状態がふと生まれても、ただ時間が過ぎるのを座って待つようなことはできません。
では、暇な時間として余ったもの――「余暇」にはどのような使い道があるのでしょうか。ここで一度、ChatGPTに聞いてみることにします。
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余暇とは、仕事や義務から解放された自由な時間を指す。日本では、休養・娯楽・学び・社会参加など多様な使い道がある。近年はワーク・ライフ・バランスの重視により、その価値が見直されている。単なる暇とは異なり、主体的に活用される時間とされる。
(2025・3・23時点)
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なるほど、ここで「自由」という言葉が出てきます。暇はそれ自体として目的を持たないわけですから、当然その使い道は自由に決められるわけです。
ChatGPTの回答では、暇な時間の使い方として「休息」が第一に挙げられています。
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