iPhone 15は今買うと損。子どもに買うべきiPhoneは搭載チップで決める。A18搭載なら2030年までアップデート対応

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考えてもみてほしい。我々が子どもの頃にはそんな高価なものは持っていなかったのだ。何万円もするモノを持って歩くようになったのは、大人になってからではないだろうか?

ともあれ、(かなり性格にもよるが)小学生の子どもは、スマホを壊したり、紛失したりするものだと思って用意した方がいい。

外で遊ぶ子どもたち
特に小学生は元気に遊ぶ。ある意味、スマホを壊すのも無理はない(写真:筆者撮影)

となると、アップルケアなどのしっかりとした保証に入るか、そうでなければ壊しても惜しくないほど安価なものにするかのどちらかだ。保証の規定などはかならずキチンと確認しておくこと。子どもたちが壊したり、紛失したりしてもカバーできる体制にしておくことだ。大人のように、「しようがない、頑張って働いて新しいのを買うか」と思えない彼らに、その責を負わせるのはかわいそうだと思うのだ。

買い与えてからの方が、実は難しい

ちなみに、我が家は高校生になるまでスマホは買い与えなかった。今は時代も違うという話もあるとは思うが、対面でのコミュニケーションもできないうちにSNSにどっぷりになったりするのも困ると思ったからだ。高校生ぐらいになると、いろいろなことも上手くコントロールできるようになる。また、男の子でも急に川に飛び込んだり、ポケットに入れたままダイブしたりはしなくなる(多分)。だから、割と新しい型を与えても大丈夫だと思う。

小学生に買い与えるなら、本当に耐衝撃性の高いケースに入れて、投げても、落としても壊れないようにしたい。またペアレンタルコントロールを入れて、使い方のルールもしっかりと決めておきたい。子どもたちはかならず、親より上手にスマホを使いこなして、ゲームやSNSをするようになるから、ちゃんとコミュニケーションを取ると同時に、システム的にも制御しておくことが大切だ。上手に使えば、子どもたちの可能性を広げる道具にもなるはずだ。

高校生ともなればSNSもするし、最新型も欲しがったりすると思うが、そこは子どもの性格(ものを大切にできるかどうか、とか)や、親の懐具合と相談で。

その間に位置する中学時代ぐらいの選択が一番難しい気がする。思春期の不安定な時代にSNSやLINEのコミュニティに入るという難しさもあるし。筆者宅は、対面のコミュニケーションもちゃんと取れるようになった高校生になってからiPhoneを与えたが、今どきなかなか高校生になるまでガマンさせるのも大変だとは思う。難しい課題だ。

村上 タクタ 編集者・ライター

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むらかみ たくた / Takuta Murakami

iPhone、iPadなどアップル製品を中心に扱うガジェット・テクノロジー系編集者・ライター。カリフォルニアでのWWDCやiPhone発表会には2016年頃から継参加。趣味の雑誌の編集者として、’92年から約30年で約600冊の雑誌を作ってきた。バイク雑誌『ライダースクラブ』に携わり、ラジコン飛行機雑誌『RCエアワールド』、海水魚とサンゴ飼育の雑誌『コーラルフィッシュ』、デジタルガジェットのメディア『flick!』『ThunderVolt』の編集長を務める。HHKBエバンジェリスト、ScanSnapアンバサダー。バイク、クルマ、旅、キャンプ、絵画、庭での野菜作り、日本酒、ワインと家族を愛する2児の父。娘はロンドン、息子は台湾在住。

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