iPhone 15は今買うと損。子どもに買うべきiPhoneは搭載チップで決める。A18搭載なら2030年までアップデート対応

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Apple Storeで新品を購入できたりするのはそこまでだが、市中在庫や中古流通でもうちょっと古いものも購入できる。普通に電話をしたり、LINEをしたり、ウェブを楽しんだりするだけなら、13、14世代でもまだ普通に使えると思う。現在、12世代がボーダーだろう。XSや11世代になると、さすがにアーキテクチャー的にも古いし、バッテリーなども傷んでいるだろうし、なにより遠からずOSのアップデートから外れてしまうからお薦めしない。

また、13世代ぐらいからカメラの性能も大きく向上するから、子どもたちがいろいろ写真を撮ってSNSに投稿したり、そうでなくても思い出のために残しておくとすれば、せめてそのぐらいの性能のものを渡したい気がする。もう記憶にないかもしれないが、12世代以前のiPhoneは、暗所性能があまり高くなくて、暗いと写らなかったり、ブレたりしたものだ。

どうやって買うか? 保証はどうするか?

どういう買い方をするかも重要なポイントだ。

普通に新品をApple Storeで買ったりすると、一番安いiPhone 16eでも9万9800円と10万円近い買い物だ。筆者などは、その価格で買ってMVNOなどで通信コストを抑えているが、キャリアで買って端末の価格を抑えたいという人もいるだろう。

そうすると、前述の1円プランなど端末価格を割賦にして、購入することになる。料金プランは慎重に検討しないと、結果としていつまでも高い電話代を払うことになる。

販売店
キャリアストアや量販店で、端末価格を含んだ格安プランで購入するのもひとつの方法だ(写真:筆者撮影)

保証の有無も大変重要だ。

筆者は正直に言って、小学生にスマホを持たせるのは勧めない。

ランドセルをぶん投げるし、スマホを紛失したという話もたくさん聞く。「ケンカをした時に投げつけて壊した」という話を聞いて、激怒した親御さんの話も聞く。

壊れたスマホ
子どもは大人ほど落ち着いて行動できないから、スマホを壊す可能性が高い。最初から「壊したらどう対応するか?」を考えておくのは大人の責任だ(写真:筆者撮影)

しかし、小学生に10万~20万円のものを渡して、それを壊したり、失ったりしたからといって怒るのは筋違いだと思うのだ。子どもの成長度合はまちまちだだが、小学生、特に低学年の子どもに「これは10万円するんだぞ! お父さんやお母さんが何日も働かないと買えないんだぞ!」と力説したところで、その価値を理解するのは難しいと思う。

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