iPhone 15は今買うと損。子どもに買うべきiPhoneは搭載チップで決める。A18搭載なら2030年までアップデート対応

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最新のiOS 18は2018年9月登場のiPhone XS世代まで6年分に対応しているから、同様の期間サポートしてくれるとすれば2030年のiOS 24(という名前になるかどうかは分からないが)まで対応してくれるということになる。中学1年生で買って高校卒業までサポートされるということだ。

最新型の端末を買うと、そういうメリットもある。

Apple Intelligenceは、今のところ活用している人が少ないから目立たないが、1~2年のうちにiPhoneユーザーの必需品になると思うから、できれば対応している機種を買った方がいい。

子どもが活用してしまうと悩ましいことになるかもしれないが、Visual Intelligenceで宿題の問題を撮影すれば、一発で答えを教えてくれる(笑)。勉強にならないという意見もあるかもしれないが、AI機能も上手に活かして、その上で何を身に付け、何を学ぶかを自分で考えるようにしなければならないのだと思う。

Visual Intelligence
iPhone 16eなど、最新の機種ならApple IntelligenceのVisual Intelligenceを使って、宿題なんかも一発で終わる!?(写真:筆者撮影)

こういう機能のオンオフをはじめ、ペアレンタルコントロールはしっかりと設定しておきたい。たとえば、アプリに対する課金や、SNSへの投稿など、最初にiPhoneを与える時に、しっかり話し合ってペアレンタルコントロールを設定しておかないと、あとから制限するのは至難の業だと思う。

さまざまな設定を親の方から制限したり、ファミリーアカウントでアプリを共有したり、共有ライブラリで写真を共有したりするのは、アップル製品を選ぶメリットのひとつだから、そのあたりは上手に活用したい。

iPhone 15はお薦めしない。今買うのは損

一応、前年のスタンダードモデルはラインナップに残すという慣習に従ってiPhone 15はラインナップに残っている。販売店では薦められたりすることもあるようだが、iPhone 15を今買うのは安くても「なし」だ。

Apple Intelligence非対応だし、搭載チップセットはA16と2世代前のものだ。これを今買うのはもったいないと思う。

iPhone 13 Proと13は、同じA15チップを搭載しているし、iPhone 16 Proと16は同じA18世代のチップを積んでいるが、iPhone 14世代と15世代は、スタンダードモデルはProモデルより1世代前のチップセットを積んでいるのだ。

「チップセットの性能なんて、あまり関係ない」と思うかもしれないが、結局のところ、アプリが重くなって使いにくくなったり、OSのアップデートができなくなって使えなくなるわけだから、古いチップセットが搭載されているものは避けておいた方がいい。

iPhone 12世代
中古で安価なものを買うにしても、今買うならiPhone 12世代ぐらいが限界だと思う。いずれにしても、子どもに買うなら「壊したらどうするか?」を考えておきたい。古い中古だと保証にも入れない(写真:筆者撮影)
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