やっぱり歴史は韻を踏むのか?トランプ関税は1971年の「ニクソンショック」の構図にそっくりだ

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ここから先はお馴染みの競馬コーナーだ。

競馬界は、ちょうど春の3歳クラシック初戦である桜花賞と皐月賞が終わったところ。桜花賞では2歳女王のアルマヴェローチェがエンブロイダリーにクビ差で敗れ、皐月賞では、これまた無敵の2歳王者クロワデュノールがミュージアムマイルに1馬身半差をつけられた。

いずれもモレイラ騎手の巧みな騎乗によるところ大であったが、これで今年のクラシック路線は「ご破算で願いましては…」と再検討が必要になっている。

そしてこの週末はG1レースの端境期であり、5月に行われる第2戦のオークスとダービーに向けて、「遅れてきた3歳馬」たちがクラシックへの最終切符を目指す。さて、残り物に福があるだろうか。あると思うんだなあ。

フローラSはオークスでも通用しそうな「あの馬」で

筆者の狙い目は、27日日曜日のフローラステークス(G2・東京競馬場11R・芝2000メートル)に参戦するエストゥペンダだ。桜花賞への登竜門となるフェアリーステークス(G3)とクイーンカップ(G3)ではいずれも3着。末脚に定評があり、かねて「距離が延びればチャンス到来」と見られていた。あいにく賞金不足により、桜花賞は抽選漏れで出走できなかったが、ここで勝てばオークスにギリギリ間に合うことになる。

鞍上は三浦皇成騎手。20日の皐月賞で姿が見えないと思ったら、この日は福島競馬で1着4回、2着2回と絶好調だった。おいおい、そんな「空き巣狙い」みたいなことしてないで、ちゃんとG1レースを目指すべきだろう。

口さがない向きは、「人気になると来ない三浦騎手」と言うけれども、「目指せ、オークス」と申し上げたい。エストゥペンダは中山競馬場よりも府中の東京競馬場に適性がありそうだから、ここはチャンスと見る。単勝で。

※ 次回の筆者は小幡績・慶応義塾大学大学院教授で、掲載は5月3日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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