「東大ってね…、そんなに甘くないわよ」
これは本当にそのとおりで、「他人の迷惑」とか「プライド」とか、そういう受験とは関係のないところで思考を巡らせながら合格できるほど甘くはないんですよね。
なりふりなんて構う必要はなく、先生だろうが親だろうが、家庭教師だろうが、なんでも自分が使えるものは使わないと合格できないのです。

そしてその「遠慮のなさ」は、必ず学力にも表れます。
例えば、「遠慮せずに質問できる子」は、理解の遅れをその場で潰すことができますし、「お願いできる子」は、添削やフィードバックを通して自分の弱点に早く気づけるのです。
つまり、行動量の差が、情報量と改善スピードの差につながっているのです。
また、こんな話があります。とある学校で、生徒たちが「自習室をもっと長く開けてほしい」と校長に直談判したそうです。
いい大学を目指している生徒たちで、自分たちの成績を上げるためには自習の時間を確保する必要があるため、もっと遅くまで自習室で勉強できるように対応してほしい、というお願いだったとのこと。
その学校ではその要望を受けて、自習室を少し長く使えるようにし、その学年の生徒たちの進学実績はとてもよいものになったといいます。
迷惑を考えないことも時には大事
一見、「学校側に迷惑をかけるから、自分たちの学習環境についてはあまり強く要望を求めるべきではない」と考えてしまいがちですが、自分たちに必要なものをしっかりと意見として求めた結果、進学実績も上がったわけです。
ここからわかることは、とにかくいい大学に行きたいのであれば、他人の迷惑を考えず、一度自分の意見をしっかり言うべきだということです。「いい子」である必要なんてなく、むしろ他人に迷惑をかけてでも合格したいと考えるようなエゴイスト・「悪い子」であるほうがいいということです。
受験の世界では、「いい子」は負け、「悪い子」が勝つこともある。参考にしてみてください。
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