「抹茶ビールや抹茶讃岐うどんが販売」「浅草寺で寝転ぶ外国人も…」 久々に「浅草」に行った私が"衝撃"を受けた理由
もちろん、本物の相撲部屋ではない。相撲の稽古風景がショーとして楽しめる。ちなみに両国のいくつかの相撲部屋では早朝の稽古を公開していて外国人に人気だという。「相撲アトラクション」である。
このように、あらゆる「日本でやりたいこと」ができるのが、今の浅草だ。いわば「ニッポン・テーマパーク」ともいえる街になってきている。
でも、日本人がいないわけではない
「ニッポン・テーマパーク」化が進むというと、「日本人が全然いない」と思われがちだが、そうではない。日本人の姿もかなり見かけるのだ。
ちなみに台東区の調査では、浅草地域における国内外観光客の割合はおよそ5:5。外国人観光客と同じぐらい国内観光客がいる。
例えば、六区の裏手に広がる飲み屋街「ホッピー通り」では、日本人の姿が圧倒的に多かった。

いくつかのレポートを見ると、ここは観光地価格で外国人が多すぎる……という意見も見られるが、私が見た限りでは必ずしもそうはいえないと思った。店の商品の価格も生ビールは600〜700円で、いわゆる普通の居酒屋よりべらぼうに高いわけではない。食べ物もまた然りだ(ちなみに筆者はこの調査以外でもホッピー通りに何度も訪れている)。
もちろん外国の人の姿がないわけではないが、雷門や仲見世通りなどと比べると相対的に少ないといえる。
また、商店街周辺では日本人の若い女性グループやカップルを多く見かけた。
例えば「たばねのし」という抹茶を使ったクレープ屋は大人気。この店、豊洲の『千客万来』にもあって、そこでも若い人が行列していた覚えがある。
スイーツ系についてはSNSで話題になる店なども多くあり、それらを求めて浅草に訪れているのだろう。

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