訪日観光客に人気の飲食店には秘密があった。そのノウハウを紹介しよう。

「大森海岸 松乃鮨」で握りを体験する外国人観光客。初めての体験に笑顔がこぼれる
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新型コロナウィルス感染症の沈静化に伴って、日本を訪れるインバウンドが急増している。そうした訪日観光客は地方に、そして夜の街に足を伸ばすなど、コロナ前と大きく姿をかえている。『週刊東洋経済』の8月21日(月)発売号(8月26日号)では、「沸騰するインバウンド 復活するナイトタイム」を特集。実態とともに、インバウンドを取り込むノウハウなどをお伝えする。
すし店の板場では、調理服を着た訪日外国人たちがシャリの水分を飛ばすシャリ切りから魚のさばき方に至るまで、丁寧に教わりながらすしを握っていた。
店を構えて100年を超える老舗すし店「大森海岸 松乃鮨」。京浜急行電鉄・大森海岸駅という小さな駅の前の住宅街にひっそりと立つすし店に、連日、ひっきりなしに訪日観光客が訪れている。
人気の秘密は、すしを通じて日本文化を体験できること。単にすしを食べるだけではなく、目の前に出されるまでの過程すべてを体験することができるのだ。朝、魚市場に行って競りを見学。自ら魚を選び、買ってきた魚をさばいて握ったすしを食べることができるという。
日本文化を理解してもらう
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