中国人観光客の本格復活や、ホテル開業ラッシュに耐えられるのか。
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新型コロナウィルス感染症の沈静化に伴って、日本を訪れるインバウンドが急増している。そうした訪日観光客は地方に、そして夜の街に足を伸ばすなど、コロナ前と大きく姿をかえている。『週刊東洋経済』の8月21日(月)発売号(8月26日号)では、「沸騰するインバウンド 復活するナイトタイム」を特集。実態とともに、インバウンドを取り込むノウハウなどをお伝えする。
「清掃員が足りず、チェックインの15時に清掃が間に合わない」
あるホテルの清掃を請け負っている清掃会社の関係者はそう嘆く。この関係者によればここ最近、清掃員不足を補うためにベテランを残業させたり、繁忙期の週末に清掃できなかった部屋は清掃を平日に回したりといった綱渡りの状況が続いているという。
ホテル業界は、コロナ禍によって客室稼働率が大きく低下したことでスタッフが離れていってしまい、慢性的な人手不足に陥っている。中でも深刻なのは、こうした客室清掃員だ。
ホテルの客室清掃はもともとホテル自身が清掃員を雇って行い、それで賄い切れない分を清掃会社に委託していた。しかしホテルが雇用していた清掃員はもちろん、清掃会社の清掃員も、安定的な収入が見込めるマンションやオフィスビルの清掃会社に転職しているのが現状だ。
コロナ禍で60人が退職
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