ターゲットを絞り込み、求められるサービスを考え抜く。高稼働には理由がある。

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「やはりパレスホテル東京に泊まる」。いったんチェックアウトした欧米からの男性客が再びパレスホテル東京に戻ってきた。渡部勝・総支配人がそんなエピソードを明かしてくれた。あるサービスに魅了されたためだという。
その客を虜(とりこ)にしたのは、2018年から始めたバトラー(執事)サービスだ。一部の富裕層向けで、客の好みや生活上の癖まで把握し、ホテル滞在が快適になるように徹底的に尽くす。例えば、部屋に置かれている化粧品の位置がどう変わったかまで記録を残し、次にその客が戻った際にはストレスなく使えるように配置を再現する。「パレスホテル東京から離れられなくなるサービスを提供する」と渡部総支配人は自信を示す。
平均客室単価が10万円を突破
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