コロナ禍でいったん消滅した「夜の経済」が今、復活し始めている。
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新型コロナウィルス感染症の沈静化に伴って、日本を訪れるインバウンドが急増している。そうした訪日観光客は地方に、そして夜の街に足を伸ばすなど、コロナ前と大きく姿をかえている。『週刊東洋経済』の8月21日(月)発売号(8月26日号)では、「沸騰するインバウンド 復活するナイトタイム」を特集。実態とともに、インバウンドを取り込むノウハウなどをお伝えする。
日が沈んだ夕方になっても気温が下がらず、立っているだけで汗が噴き出す暑さだった7月末の金曜日。東京・六本木の小さなバーには、外国人たちが続々と集まっていた。
彼らは米国やオーストラリア、韓国、香港、そして台湾といったさまざまな国や地域から日本にやって来た旅行者たち。SNSでその日開かれるパーティーを見つけ、三々五々集まっていたのだ。
パーティーが始まる午後7時になると参加者は100人余りに膨れ上がり、会場はすし詰め状態。お酒を手にした参加者たちはおのおのが会話を楽しみ、会場は外の暑さに劣らない熱気に包まれていた。
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