政財界の要人が接待などで使う花柳界は、コロナ後息を吹き返している。
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サラリーマンの聖地で雑然とした新橋や、きらびやかな銀座とは対照的に、東銀座から築地にかけて重厚な料亭がひっそりと立ち並ぶ地域がある。夜ともなると黒塗りの高級車がずらりと並び、財界人や富裕層たちが集う日本一の社交場、新橋花街だ。
そもそも花街とは、芸妓(げいぎ)(芸者)を呼んで遊ぶことができる街のこと。料理屋と待合茶屋、そして置屋がそろっている街で、代表的なものに大阪四花街(北新地・南地・堀江・新町)、京都五花街(祇園甲部・先斗町(ぽんとちょう)・上七軒・祇園東・宮川町)、そして東京六花街(新橋・赤坂・神楽坂・芳町(よしちょう)・向島・浅草)がある。

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