「抹茶ビールや抹茶讃岐うどんが販売」「浅草寺で寝転ぶ外国人も…」 久々に「浅草」に行った私が"衝撃"を受けた理由
日曜日の午後、観光客がもっとも多い時間帯である。

昔からここは、雷門を撮影する人や待ち合わせの人、人力車の呼び込みでにぎわっていたが、以前よりも人が多いよう。
仲見世通りに入ると、さらに人だかりは増していく。

周りを見ると、日本人らしき人はあまり見ない。ざっとみても、8割ぐらいは外国人観光客だろうか。
何より驚くのが、人種の多様さだ。聞こえてくる言語は英語に中国語、韓国語などさまざま。中にはイスラム系の人も多くいて、あらゆる国・地域から観光客が訪れている様子がうかがえる。
そういえば、地域の多様性でいえばこんな店もある。

これは、ハラール専門のお土産屋さん。中で売っている商品はすべてハラール対応で、イスラム教の人でも安心して購入できる。さらにヒジャブ(イスラム教の女性がかぶるバンダナのこと)付きの着物レンタルもあり、イスラム系の人はこうした店で装備を整え、浅草観光を楽しむ。店の人に話を聞くと「最近はイスラム系の人が増えている。この店も新しいです」とのこと。
ちなみに私が浅草を訪れた4月はじめは、ちょうどイスラム圏の国でラマダーン(断食)が終わって、観光需要が伸びる時期。それもあって、街にはヒジャブをした人も多かった。
ここは「ニッポン・テーマパーク」だ
浅草寺の姿に驚いたあとは、その周辺に広がる商店街を見てみよう。
歩いていて何より目に付いたのは、「抹茶店」と「和牛店」の多さ。どちらも外国人が好む日本の食べ物で、多くの観光客が店に集っていた。
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