マイナンバーカードの認証で転売防止、ハロプロコンサートで実証実験。QRコードチケットと顔認証で入場をスムーズに
チケットはQRコードとして発券され、入場時には自分の顔に並べてQRコードを表示したスマホを持つ。主催者側は、その情報を持つタブレットのカメラにQRコードと顔を写すと、認証できるようになっている。認証が終わるとチケットには『済』のマークが表示される。

ちなみに、最初の登録に使ったマイナンバーカードだが、その際には氏名、生年月日、性別、住所の基本4情報は取得されない。ただ、個人がユニークであることを認証するだけだ。つまり、マイナンバーカードは、1人1枚しか買えないことを保証するために使われているだけなのだ。
この機能は、たとえばガンプラ購入時のように『おひとり様1個限り』の際に、特に個人情報を取得せずに利用することができる。マインバーカードは転売を抑制するのに、非常に有効な方法なのだ。
成果と課題
実際に、マイナンバーカードを使って購入したQRコードチケットでの入場は、非常にスムーズだった。会場でQRコードチケットで入場した人にも話を聞いてみたが「便利で楽だった」と、非常に評判が良かった。


仮に、髪形や化粧が極端に違っていて認証されない……というようなことがあっても、別途本人確認を行って認証することができる。とはいえ、今回の実証実験で再確認が必要だった人は、今回マイナンバーカード利用でチケットを購入した人のわずか0.3%だったという。

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