JR東・東海・西がコラボ「新幹線アイス」の完成度 各社の客室乗務員が本気で企画、その味わいは?
年明けに実施された最終会議は東京の会議室を遠く離れ、本プロジェクトの終着駅とも言える山陽新幹線岡山駅に集結した。
この日は3月3日解禁となるリリース資料用の写真撮影を8人でフレーバー由来の現地ロケにて実施。午後はJR-PLUS大阪列車営業支店内でSNS向けの動画撮影を行った。JR-PLUSでは社員内で構成された広報活動委員会があり、商品のプロモーションをはじめ、業務内容の紹介やリクルートに活かしたSNS展開にも注力している。
本プロジェクトについても、パーサー・アテンダントとして本来の業務だけでなく、自ら売る商品について、既製品を選択するのではなく、ゼロベースで発案・検討し、形に仕上げてゆくことで、仕事へのやりがいと魅力向上を図りたいという思いもある。

お客さまに「私たちが考案した」と伝えたい
ここでリーダーシップを取るのは自身の拠点かつ、委員会にも所属するJR-PLUS尾畑さんだ。委員とともにSNS展開用の振り付けや段取りを考案。ほとんどのメンバーがこうした撮影は未経験だが、尾畑さんと委員会による演技指導でトラブルなく撮影は終了。この瞬間、プロジェクトは一つの区切りを迎え、あとは発売を待つばかりとなった。
プロジェクトについて8人に感想を尋ねると、「なにかを作り出すやりがい」「日常の中でも商品ごとのバックグラウンドを想像できるようになった」という感想や、「シーズンごとの繁忙期を乗り越えて完成にたどり着いたことへの達成感」「メンバーに会えなくなるのが名残惜しい」「お客さまの反応が楽しみであり、緊張もある」などの、期待と不安が入り混じった声が聞かれた。それでも、実際に発売する際に「私たちが考案しました、と伝えますか」と尋ねると8人全員が即答で「はい!」と返したのは頼もしい限りだ。
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