JR東・東海・西「新幹線アイス」でコラボ商品の狙い 開発現場に潜入、会社の垣根越え25年販売目標

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日本中から集まったJR-PLUS・J-Creation・FSNの7人。プレゼンに先立ち発売前の新製品「メロンアイス」で緊張を和らげる。販売商品としてだけでなく、個人的にもアイスクリームは好きですかと尋ねると7名一致で「大好きです!」(写真:村上悠太)

購入時のあまりの硬さから、「シンカンセンスゴイカタイアイス」という愛称で親しまれている新幹線車内販売のアイスクリーム。最近では、駅ナカ店舗やホーム上売店の拡充により、車内販売の形態も変化し、東海道新幹線では「のぞみ」「ひかり」で行われていたワゴンによる車内販売が、2023年11月よりグリーン車のみの「東海道新幹線モバイルオーダーサービス」に変更された。

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東海道新幹線では駅に自販機を設置

しかし圧倒的に多い普通車利用者へのアイスクリーム提供をやめるわけにはいかず、JR東海グループのJR東海リテイリング・プラス(以下JR-PLUS)では、東海道新幹線の一部ホーム上にアイスの自動販売機を新設した。

新幹線車内には冷凍庫がなくドライアイスを用いて保冷することからあの独特の硬さが生まれていた。しかし冷凍自販機ではそこまで冷凍する必要はない。一部の情熱的なファンが「(自販機では)スゴイカタイアイスではなくなってしまった」とSNS上で言及し話題になった。

一方、東海道新幹線に直通する山陽新幹線でも現在、16両編成で運行する一部の「のぞみ」「ひかり」の8~10号車グリーン車の利用者向けにワゴン販売を継続中。その中には当然、アイスクリームもラインナップされている。

新幹線車内販売の人気商品のアイスクリーム。品質保持の観点から低温で硬く凍っていることから、「シンカンセンスゴイカタイアイス」という愛称とともに、親しまれている(写真:村上悠太)
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