JR東・東海・西がコラボ「新幹線アイス」の完成度 各社の客室乗務員が本気で企画、その味わいは?
FSN岡山列車営業所から参加する小嶋笑美子さんは、「岡山の食材が選ばれてうれしい、白桃が美味しかった」と率直な感想を口にした。
一方、J-Creation千々岩清香さんと南舘あかりさんは、1回目の会議からシャインマスカット推しだ。「世代を問わずに人気が出そうで、夏の繁忙期などに人気が出そう」と南舘さんは実際の販売シーンを想定してセレクト。千々岩さんは香りのよさに言及した。
JR-PLUS尾畑有沙さんはスジャータアイスの魅力でもある「ミルク感」と「果実味」の相性のよさを実感し、「徐々に自分たちのアイデアが現実化していくのが楽しい」と笑顔で話していた。

販売プロモーションも企画
そして、今回8人に課せられたミッションはフレーバーの選定だけではなく、SNSを含めたプロモーションも含まれている。フレーバーの選定がある程度絞れてきたこともあり、会議のテーマもここから「いかに手にとってもらえるか」というプロモーションを意識した内容にシフトしてゆく。
3回目の会議は12月に開催され、ここまで来ると8人の空気も初回とは打って変わって和気あいあい。定期的な再会を喜ぶ雰囲気に会議室も和む。フレーバーは「岡山県産シャインマスカット」に正式決定し、パッケージデザインも決定。いよいよSNSを中心とした販売プロモーションを企画する。
一方で、長いプロジェクトだと思っていたこの会議も残り回数もあと1回となり、名残を惜しむメンバーも少なくない。お互いに世代も近く、業務上の悩みや課題を分かち合い、8人の中には業務以上の何かが芽生えたようにも感じられる。年末ということもあり、世間であれば「良いお年を」と言うところを、「年末年始多客輸送、頑張りましょう!」と言葉を交わして帰路に就く姿に鉃道業を支える、8人の確固たるプロ意識を見た。
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