57歳でJAXAを定年前退職してフリーランスに。宇宙飛行士・野口聡一氏に聞く世代別転職アドバイス

東京大学を卒業した工学博士で、IHI(旧石川島播磨重工業)でエンジン開発に携わってから宇宙飛行士に。3度の宇宙飛行を経験した野口聡一さんは、我々一般人からしたら知力体力から時の運まで持ったスーパーマンに見えるし、仕事の悩みなんてないように思える。
ところが、実はJAXAという組織の中で管理職を務める中で、閉塞感を感じ、上司のマイクロマネジメントに悩んでいたという。しかし、57歳にして再び殻を打ち破り、JAXAを退職。複数の仕事に精力的に邁進する日々を送っている。野口さんに、我々一般人にもためになる転職哲学を聞いた。
転職、退職で価値観を自分に引き戻す
アップル表参道のToday at Appleというイベントで、室蘭工業大学でサークル活動としてハイブリッドロケットを作っている学生との対談のために登壇した野口さんに、イベント後、単独でインタビューする機会をいただいた。
最近、野口さんは『宇宙飛行士・野口聡一の着陸哲学に学ぶ 50歳からはじめる定年前退職』という本を出された。その本によると、野口さんは1996年に宇宙飛行士候補者に選ばれ、9年後の2005年に初の宇宙飛行。2009年には5カ月半にも及ぶISS(国際宇宙ステーション)での長期滞在を経験。
そのあと、2012年からJAXAに戻って管理職としてデスクワークをする中で消耗し、行き詰まってしまったのだという。宇宙飛行士といえば、頭もよくて身体能力も高いスーパーマン。我々一般人と違って仕事の悩みなんてないような気がするが、そうでもないらしい。
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