有料会員限定

社会保険のキホン「加入メリット」を理解しよう。負担が重い分、うまく活用すればメリットも大きい

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
家族のシルエットのイラスト
(写真:Adobe Stock)

特集「手取りを増やす」の他の記事を読む

税金や社会保険料の負担が年々大きくなり、その分、私たちの手取りは減っている。本特集では税や社会保険の仕組みを徹底解説。手取りを増やすヒントをお届けする。

社会保険料の負担は大きい。給与明細では「厚生年金保険」「健康保険」「介護保険」「雇用保険」といった項目で給料から自動的に天引きされている。業種などによって異なるが、給料の約15%が負担に回っている。

負担は大きいが、社会保険はいざというときに私たちの生活を支えてくれる大事な制度だ。豊富な保障が用意されている。自分や家族にどのようなサポートがあるのか、知っておかないと給付を受け取れないまま終わるケースが少なくない。うまく活用すれば得られるメリットは非常に大きい。

社会保険は、大きく分けて5つの保険で成り立っている。それが厚生年金保険、健康保険、介護保険、雇用保険、労災保険だ。それぞれの特徴や役割を知っておくことで、いざというときに役立つ。

現役世代向け年金も

まず厚生年金保険。「年金」というと、老後に受け取るものと思うかもしれない。しかし、現役世代向けにもさまざまな保障がある。

例えば一家の大黒柱が病気や事故で亡くなった場合は家族に「遺族厚生年金」が支給される。仕事以外の理由で障害を負った場合は「障害厚生年金」が受け取れる。この2つは本人にも家族にも大切な制度だ。20年以上厚生年金に加入している人に年下の配偶者がいる場合は、年金版の扶養手当ともいうべき「加給年金」が支給される。厚生年金に年間約40万円の上乗せとなる。いずれの制度も要件に当てはまる場合に年金を受給できる。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD