「とても残念」「これならモスやバーキンに行く」との声もあるが…。マック「値上げに悲鳴」"客離れ"は起きるのか考察

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他チェーンの動向を見ていると、近年の値上げがだんだんと消費者の経済的な体力に追いつかなくなっているのでは?と感じることも多い。代表的なのが、カレーチェーンとして知られるCoCo壱番屋だ。

同社は2019年あたりから断続的に値上げを行っていたが、その際に大きな客離れは見られなかった。「値上げの優等生」という異名も取るほどで「値段が上がっても食べたい店」だったといえるだろう。

CoCo壱番屋
CoCo壱番屋も地方・郊外にまで広く店舗を展開(筆者撮影)

度重なる値上げで、いよいよ客離れが生じた

しかし、運営会社である壱番屋の2025年2月期第3四半期決算を見ると、2024年9月から11月の客数が前年同期比で4.9%減少している。第1四半期が3.1%の増加、第2四半期が1.5%の増加だったのに対し、2024年9月から客数の減少が始まっているのだ(月次の最新発表は2月までで、現在6カ月連続で前年割れをしている)。

この背景に「値上げ」があるとささやかれている。というのも、客数が落ち始めたタイミングと一部商品の値上げが同じタイミングだからだ。

この値上げでは、ポークカレー(ライス300g)が、東京都・神奈川県・大阪府で591円から646円と55円の価格上昇。その他の地域では570円から646円と76円の値上げになっている。

久しぶりにCoCo壱番屋に足を運んで、その値上げっぷりに驚いた筆者。トッピングが前提のココイチでは、もはや1000円以下で食べるのは難しくなっている(筆者撮影)
CoCo壱番屋
サラダとロースカツをセットで、1000円を超えた(筆者撮影)
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