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「とても残念」「これならモスやバーキンに行く」との声もあるが…。マック「値上げに悲鳴」"客離れ"は起きるのか考察

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  • 谷頭 和希 都市ジャーナリスト・チェーンストア研究家
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実は、今回を含めてマクドナルドは過去3年で6回の値上げを行っている。

価格改定された商品。安価なものが中心だ/出所:マクドナルド公式サイト
一方、今回は据え置きとなった商品も/出所:マクドナルド公式サイト

もともと「サンキューセット」や「100円マック」などの攻めた価格設定で「デフレの王者」的なポジションにいた同社だが、それは過去の姿なのだ。

一方で、一般的に日本人は値上げに厳しい。では、今回の価格戦略で客足は離れるか。他のチェーン事情も踏まえながら考えてみよう。

値上げをしても最高益のマクドナルド

今回の値上げについて、消費者からは「モスバーガーと同じぐらいの値段になったなあ……」「だったらバーガーキングに行こう!」なんて声も聞こえている。今回が特別なのではなく、値上げ報道があればこういった声は大なり小なり出てくる。

ただ、そのような反応をよそに、これまでのマクドナルドにおける値上げは客足に影響していない。同社はここ数年間、過去最高益を更新し続けているからだ。2023年12月期の営業利益は前年比20.9%増の408億円、2024年12月期の営業利益は前年比17.5%増の480億円でいずれも過去最高益。経常利益、純利益も過去最高を達成している。

客数を見ても、今のところ客離れは起きていない。2024年は、客数が前年同月を下回ったのは7月と12月だけで、前年割れする月も多かった2023年に比べると、むしろ「マクド回帰」が起きていたと言えるのだ。

(画像:日本マクドナルドホールディングスHPより)

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