ロシア経済、潜在力は魅力だが、見えない「近代化」策

薄暗い街並みに、商店の前には長い行列。ロシアの首都モスクワには、こんなイメージを抱く日本人がまだ少なくないかもしれない。

だが、現在のモスクワは、消費ブームに沸き返っている。中心部には有名な欧米ブランド店が並ぶ一方、「ユニクロ」「H&M」「ZARA」といったカジュアルブランド店も多く進出、これらブランドをおしゃれに着こなした人も急増中だ。

郊外では相次いで大型ショッピングセンターが開店、地場・欧米資本を問わず、24時間営業で客を迎えている。もちろん、旧ソ連時代のような、“商品より人が多い”ことはない。高級食品の代名詞である日本食のレストランも、モスクワ市内に1000軒以上ともいわれるほどモスクワっ子に浸透。「最近の成長は、このような内需の拡大も一因」と日本貿易振興機構(JETRO)海外調査部欧州ロシアCIS課の浅元薫哉課長代理は指摘する。

とはいえ、ロシアの経済構造が「資源依存」型であることは間違いない。輸出の7割を原油や天然ガスなど「燃料・鉱物類」が占める。輸入では自動車や建設機械など「機械・設備・輸送手段」が45.4%とトップだ(円グラフ)。

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