吉祥寺が「インディーゲームの街」になった瞬間 2025年で3回目となる街ぐるみのインディーゲームイベントが開催
現在はゲーム開発の規模が大きくなっており、たとえ大人気なゲームタイトルの開発に携われたとしても、担当できるのはあくまで細分化された一部分にすぎないといったこともありうる。もしゲーム作品を作るのであれば、自分でそれなりに舵をとりたいと考えるのはなんらおかしくないだろう。
何より、ゲームを遊ぶ側としてもいろいろな作品を見たいのが事実だし、常に新しい可能性を求めている。ゲームが好きであればあるほど、ビジネスライクではないゲーム愛好家の作った作品が欲しくなるものだ。そして、そういった作品が爆発的にヒットすることすらある。
![「本日のワンプレートカレー 3種盛り]](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/d/570/img_fd4b17f3e06a690cf9e2062f332299fa540949.jpg)
ビデオゲームはまだ歴史が浅い文化であり、進化の余地をたくさん残している。ARやVRのような新しい技術が出てくればゲームに活用されるし、各種ジャンルもまだまだ伸びしろがある。ゆえに、ゲームの可能性を模索するインディーゲームは魅力的なのである。
とはいえ、ゲーム愛好家としての精神と、ビジネスとしての視点のどちらをどれほど優先するのかは場合による。インディーゲームといってもひたすら人気ジャンルの波に乗ろうとしたり、ウケやすい方向に走るケースも当然のようにあり、やはり定義は難しい。
ポケモンもかつてはインディーゲームだった
美しいアマチュアリズム、つまりゲーム愛好家としての精神が重要な一例として、「ポケットモンスター」を取り上げるべきだろう。

ポケモンはいまや世界で大人気のキャラクターコンテンツであり、開発会社のゲームフリークも有名すぎる会社といえる。ただ、もともとゲームフリークはゲーム関連のミニコミ誌を制作するようなアマチュア集団であった。
2025年2月末、『ゲームフリーク 遊びの世界標準を塗り替えるクリエイティブ集団』という書籍が復刊されている。これはポケモン誕生の歴史を綴った書籍であり、同時にゲームフリークがアマチュアからプロへと進化する様子が書かれている。
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