「フリード」車中泊仕様をWEBオーダーする時代に 好みのカラーや装備を簡単に選べる新サービス

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アース トレックと名付けられたコンセプトモデルの外観
アース トレックと名付けられたコンセプトモデルの外観(筆者撮影)
アース トレックのインテリア
アース トレックのインテリア(筆者撮影)

フロントバンパーにグリルガードを装備し、硬派なイメージを演出したのは、30代の本格派キャンパーをユーザーに想定した「アース トレック(EARTH TREK)」という仕様だ。リアラダーやポップアップルーフ、ルーフキャリアなどで、荷物の積載性や就寝スペースなどを確保しつつ、ワイルドなスタイルを演出。ルーフ部のデザートベージュ・パール、アッパーボディのアドベンチャーグリーン・マットを組み合わせた2トーンボディなど、アウトドア・テイスト満点のカスタマイズが施されているのも特徴だ。なお、価格(税込み)は、展示車の場合で804万4110円だ。

Style iDの基本といえる装備を備えたフリード クロスターの車中泊仕様
Style_iDの基本といえる装備を備えたフリード クロスターの車中泊仕様(筆者撮影)
スイベルシート備え、前席を回転させればリビングとしても活用できる
スイベルシートを備え、前席を回転させればリビングとしても活用できる(筆者撮影)

ほかにも会場には、ポップアップルーフやベッドキット、180度回転できるスイベルシートなど、Style_iDで基本といえる装備を追加した仕様も展示された。電装系のホットパッケージや、前後シートを対面にして室内をリビングにする場合の脱着式テーブルなども装備。内外装などには、落ち着いた雰囲気のカラーを採用した大人向け仕様で、展示車の場合、価格(税込み)は590万7990円となっている。

導入の背景・今後の展開

以上のように、比較的ライトな仕様から電装系も含めた充実装備の仕様まで、さまざまなタイプのキャンピングカーを選べるのが、このサービスの特徴だ。ちなみに、フリード クロスターをベースにした理由をホワイトハウスキャンパーの担当者は、「先代のフリード+(5人乗り・2列シート車)も(同社製キャンパーで)高い人気を誇っていた」ことを挙げる。新型モデルもユーザーからの注目度は相変わらず大きいため、新サービスを展開するのに最適だと判断したようだ。

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なお、同社では、今後さらに対応車種を広げる方針だ。フリードに続く第2弾の車種は未定だが、「ステップワゴン」あたりのミドルサイズのミニバンになる可能性もあるという。いずれにしろ、キャンピングカーのジャンルで新たな試みとなるStyle_iDという新規サービスに対し、市場がどんな反応を示し、次のスタンダードになるのかが注目される。

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平塚 直樹 ライター&エディター

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ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

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