「不登校の子ども」が頭の中で実は考えていること 口を出さずに見守ろうとして逆効果の例も
どんなに親を無視したり反抗したりしていても、心の奥底では、迷惑をかけている自分を責めています。
申し訳ないと思うのは、自分を価値のない人間だと思っているからです。
このような2つの気持ちの狭間で揺れ動いているのが、不登校の子どもの心のなかで起きていることです。
実際、高校で担任をしていたクラスの不登校の子どもたちは、つらい気持ちをこのように話してくれたことがあります。
「親に申し訳ない」「自分のせいで親に迷惑をかけている」
問題があまりに大きすぎて親のせいにしてしまっている部分もありますが、心のなかでは親に迷惑をかけていることに申し訳なさを感じているというわけなのです。
心が通わないときも、不安定な時期だと理解して寄り添う
子どもたちは心のなかで申し訳ないと思っていると説明しましたが、子どもがそれを行動で示すことができるかといえばそうではありません。
思春期の子どもの心は複雑なのです。
例えば、あなたは子どもから話しかけてもらえずに苦しい思いをしていないでしょうか。
不登校になる前は仲がよかったのに、あまりのギャップにショックを受けている親は少なくありません。
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