「不登校の子ども」が頭の中で実は考えていること 口を出さずに見守ろうとして逆効果の例も

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親と一切話さない子どもの考えていること

なぜ子どもとの関係性が変わってしまったのでしょうか。

最もよくあるのが、親にあれこれ言われるのが嫌で一切話さないということを子どもが選択しているパターンです。

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例えば、大事なことなのに耳を貸さなかったり、話さなかったりするのはその話に「拒否」を示しています。

「いまはその話をしたくない、触れられたくない」という子どもの意志表示です。

親に申し訳ないと思いながらも、あれこれと口を出してほしくない。

この点を理解していなければ、最悪、部屋に閉じこもって、一切親と話をしなくなる状態に陥ってしまいます。

いずれにしても子どもは大人へと成長している段階です。

そんな不安定な時期なのだと意識して子どもに寄り添っていけば、親を疎ましく思う気持ちも理解できるのではないでしょうか。

野々 はなこ 不登校専門家

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のの はなこ

不登校専門家。ウェルビーイング教育コーチ。大阪府生まれ。大学を卒業後、高校教師を務めて30年以上。担任、保健室担当、特別支援 教育コーディネーターとして不登校、発達障害やメンタル不全の生徒たち と長年関わってきた経験を持つ。
プライベートでは子ども2人が不登校になったが、心理学や脳科学、栄養学などを学び、それらを子どもの教育に取り入れたことで2人とも大学進学するまで回復させることに成功。
不登校の子を持つ母親としての経験と、教育のプロとしての経験をノウハウ化した「不登校回復講座」は口コミで話題となり、全国各地から受講者が訪れる。不登校で悩む保護者を応援するために改善の秘訣を発信しているブロガーであるほか、ウェルビーイング教育の普及活動も行っている。

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