「不登校の子ども」が頭の中で実は考えていること 口を出さずに見守ろうとして逆効果の例も

親が何も言わないのに子どもが怒るのはなぜなのか?
できるだけ子どもを見守ろうと思っていても、何もしない子どもに対して業を煮やして、ついつい口出しをしてしまうことはないでしょうか。
事実、見守りの基本である口出しをやめることは、そう簡単ではありません。
頑張って実践したとしても、それが逆効果になることもあります。
例えば、不登校のご家庭によくある次のシーンを想像してみましょう。
ある日の夜、不登校の子どもが久しぶりに自分の部屋から出てきました。
子どもはスマホをひとときも放すことはしません。夜ご飯もスマホに目を移しながら、口に運びます。
母親は普段であれば、子どものことを心配して、「そろそろ休学するのか、転学するのか、それとも退学か早く決めない?」などと口を出していますが、見守りをしっかりしようと決断して、いまは何も言いません。口を出さなければ子どもの機嫌も悪くならないはずです。
しかし、次の瞬間。
「言いたいことあるんだったら、言えばっ!」
子どもがバンっとダイニングテーブルを叩き、大きな音を立ててドアを閉めて出ていってしまいました。いかがでしょうか。このような経験をされた親は少なくないでしょう。
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