令和ロマンが浮き彫りに「オンカジ」政府責任は? 巧妙な広告戦略に問われる日本の法規制と対策
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警視庁から任意で事情聴取を受けたとの報道を事実と認め、芸能活動の自粛を発表した令和ロマンの高比良くるまさん(左)(画像:令和ロマン公式YouTubeより)
吉本興業が所属する一部のタレントのコンプライアンス違反を公表、のちにお笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまさんの、オンラインカジノへの関与が明らかになり、騒ぎとなっている。
今回の騒動を受け、初めて「オンラインカジノは違法である」という認識をもった人もいるのではないか。なぜ、その違法性は知られず、規制もされてこなかったのか。その背景を取材した。
芸人の騒動が火をつけた議論
高比良くるまさんはオンラインカジノ(以下、オンカジ)への関与をめぐって、警視庁から任意で事情聴取を受けたとの報道を事実と認め、公式YouTubeチャンネルで相方の松井ケムリさんと登場し、謝罪した。
動画の中で、オンカジに関与した2019~2020年当時は「『違法ではない』という認識だった」とコメント。その後X(旧Twitter)で、当面の間の芸能活動の自粛を発表した。これを受けて、視聴者や専門家らがオンカジの違法性の認識不足を問う声などが、SNSに次々とあがった。
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