花粉症対策で新築マンションや戸建てにも変化? 住まいの工夫でどこまで花粉を除去できるのか

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

さらに、「自宅にいる時、屋外と比べて花粉症の症状はひどくなるか」と尋ねたところ、「とてもひどくなる」(7.1%)、「ややひどくなる」(16.2%)、「症状は同程度出る」(32.8%)の回答を合わせると、半数以上の人が自宅でも屋外と同程度の症状が出ている、もしくは症状がひどくなっていることがわかった。

花粉症に関する意識調査 2025
(画像:一条工務店「花粉症に関する意識調査 2025」)

注目したいのは、自宅の中にいて花粉症の症状が出ること、つまり花粉が室内に多く入り込んでいるということだ。さらに調査結果では、42.4%が「家にいるのが憂鬱になる」と回答している。

「花粉症対策」に力を入れる新築マンションを見学

では、花粉対策に力を入れているマンションの事例を見ていこう。

「共用部&専有部、ダブルの『花粉症対策』で空気すこやか」とうたっているのが、ポラスグループ中央住宅の「ルピアコート花小金井」だ。共用部では風の力で花粉を払い落とす設備を、専有部では住戸内の換気の際に花粉を80%以上カットする設備を導入している。これらの実例をモデルルームで見られるというので、販売センターを訪れた。

話をうかがったのは、中央住宅 マインドスクェア事業部 マンションDv 営業企画課 営業企画係リーダーの西牟田奈津子さんだ。まず、「なぜ花粉症対策に力を入れているのか?」を聞いた。

中央住宅といえば、埼玉県を中心に分譲戸建てや注文住宅を展開する会社として知られているが、戸建てに比べるとマンションは知名度が低いので、プランニングに力を入れているという。その代表が「ピアキッチンプラン」(実用新案取得済み)だ。

「ルピアコート花小金井」モデルルーム
「ルピアコート花小金井」モデルルームのピアキッチンプラン(写真:筆者撮影)
次ページ花粉対策を強化したマンションとは?
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事