大人にも役に立つ「東大生の頑張り方」工夫の数々 「頑張り始める前」に何をどう準備するべきか

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「この日までに終わらせる」「このタイミングで終わらせる」というように“やるべきこと”を決めきってしまい、システムで自分を縛る。それこそが、“ちょっとやりたくない仕事”を乗り切るためのコツだということだ。

テクニック1:作業をステップ化する

「やるべきことが明確でない」状態だと、なにもうまくいかない。逆にいえば、やるべきことが可視化されていれば、いちばん行動しやすくなる。そこで著者が勧めているテクニックが「ステップ化」だ。

たとえば資料作成なら、
・まずは前回の資料を用意する
・資料を参考にアジェンダを作成する
・そのアジェンダを1つひとつ記入していく
・自分がわからないところや必要なところは上司のAさんに加筆をお願いする
というように整理できるでしょう。(70ページより)

頭のなかでやるべきことを分解し、1から順番にやっていくという手法。イメージとしては、“自分の身体という名前のロボットをボタン操作で動かすような感覚”だという。

そうやって行動を分解できれば、やることが明確になり、ゲームのようにひとつひとつの動作を完了させていく感覚で物事に取り組めるということだ。

「本当にやる気が起きない」というのであれば「とりあえず机の前に座る」ところから始めてもいいですし、「友だちと一緒に終わらせるために、友だちと日程の調整をする」というところからやってもかまいません。
 とにかくステップに落とし込んで、最初の一歩を明確化するのです。この能力が優れている人ほど、目標を行動に移しやすいのです。(61ページより)

自分が立てた小さな目標をクリアできれば、それが達成感につながり、また新たなやる気が生まれたりするものだ。

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