NPOが母体だから、むしろやりやすかった--緒方大助・らでぃっしゅぼーや社長(第3回)


 そういうものを提供し続けて国民の心と体を健康にしていく、というのが僕らのレゾンデートル(存在意義)ですね。

ミッションは年に一度経営計画を話すときに再確認するだけでなく、普段から口を酸っぱくして言っていますから、どの社員も「ミッションは何ですか」と聞かれればすぐに答えられますよ。

 また、食と暮らしを通じて持続可能な社会の実現を推進する「現実的理想主義者」というのが当社の人材要件。この要件を満たす人を「顧客視点、本質志向、挑戦、徹底、チームワーク、倫理観・誠実さ」と定義してまとめた「らでぃっしゅぼーや ワーキング・スタイル」という条文があるのですが、これも課や部単位で毎朝一人一項目ずつ唱和しています。

--理念型の人に利益の大切さを理解させるのは難しいのではないでしょうか。

一般的に、「企業は利益ばかり追求してよくない」というイメージがありますよね。でも、企業が利益を追求することに嫌悪感を抱く人も、利益を追求して何が悪いんだと考える人も、どちらも僕は間違っていると思います。両者とも利益を目的化していて、利益というファクターを同じ角度からしか見ていない。

 利益は、企業にとっての手段であり、目的はミッションなんです。企業であれNPOであれ、何か目的があって結社するわけですが、その目的は公序良俗や公共の福祉に沿うものでなければいけません。

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