ウーバー「遅延急増」配達員も困る店側の"事情" 配達員不足で「わざと作るのを遅らせる」店も?
私自身、2025年1月に「配達予想時間20分・距離2キロ・2件配送・報酬432円」といった仕事を受けたが、配送先顧客の不在で約10分ほど、予想時間よりも配達に時間を要した。配達調整金額は1円もつかず……最低賃金を下回る「待ち損」の結果となった。
![報酬](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/c/2/570/img_c20e1411cd5c82e8476442cb34137253240796.jpg)
そもそもデリバリーには向かない商品がある
以上、ご覧の通り、ウーバーが来るのが遅くなっている原因は、複合的であるというのが私の考えだ。現在各メディアでは「配達員不足のせいでウーバーが来るのが遅くなった」といった論調が目立つが、やや事象を単純化しすぎているのではないか。
また、これは「そもそも」の話になるのだが……。フードデリバリーと相性の悪いメニューは確実に存在しており、これを取り扱うのはいかがなものか、というのが私の素直な感想だったりする。
ラーメンなどが典型だが、配達員の到着が遅れれば「作り直し」が避けられないメニューを扱うのは、そもそも無理があるのではないか(ウーバー側は大々的に「ラーメン」を配達するCMを流しているので何とも言えないが……)。
「そもそも無理がある」という点では、ユーザー側にも同じことが言える。例えばデリバリーのお弁当に「温かさ」を期待する方は少なくない。けれどお弁当を作ったことのある方なら誰しも知っている通り、ホカホカの白米を容器に入れて蓋をすると、蒸気で白米がビチョビチョになる。こういったリスクを飲食店側は熟知しているわけで……。
![Uberのリュック](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/b/3/570/img_b3b419b12f7e89dc71a978e532350b79406579.jpg)
私が何を言いたいかと言うと、ウーバーで注文した食事は「自宅のレンジでチン」することを織り込んでくれたら嬉しい。ウーバー、配達員、消費者、それぞれに事情や希望があるのは百も承知だが、より良い方向性に改善されていくのを願うばかりだ。
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