徴兵を逃れ、軍から脱走したミャンマー人の前途 現地ルポ ミャンマー・タイ国境での支援活動

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ナインさんやウェイさんのように実際にタイ側に渡る人もいれば、民主派勢力に加わって軍と戦う道を選ぶ人もいる。むしろそちらの方が多いとタンミインアウン代表は語る。

Mother Embraceの由来は「母の抱擁」。‘’Mother‘’にはアウンサンスーチー氏の意味も込められていると語るタンミインアウン代表(撮影:筆者)

「私たちは活動資金を民間の善意に頼っています。ですので、状況によっては助けられず、哀しい判断をしなければならないこともあります。国際的なドネーションに頼れば救えた人もいる。そこがとても悔しい」

そして、国民が国を見限らなければならないこの現状は、ミャンマーの軍が倒れない限りずっと続くとタンミインアウン代表は予想する。同氏は「これからもできる限り、この活動を続けていく」と力を込めた。

武馬 怜子 報道写真家

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ぶま れいこ / Reiko Buma

フリーの報道写真家。原発事故後の福島県双葉町、ミャンマー、ウクライナなど世界各地を取材。さまざまな媒体で写真、記事を出している。著書にデジタル写真集『インパール作戦 弓兵団の軌跡』『Dance of Manipur まだ見ぬインド、マニプール州』『野馬、還る~福島~』(PAD BOOKS)。上野彦馬賞入賞。ホームページ https://www.reiko-buma.com/

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