ここで問題なのは、日産だけでなく、社会全体に危機感がないことだ。
日産にも足りないが、私が見たテレビ番組で、自動車業界のベテランアナリストが、この統合破談にとても驚いた、まるで予想できなかった、とコメントした。
ありえない。日産を抱え込んでしまえばホンダも自滅だから、機会があれば破談を期待していたに違いない。そもそも自動車業界は中国の新興勢がいる以上、既存のメーカーはほとんど生き残れないはずで、トヨタが依然伸びるとすれば、ほかのほとんどの日本メーカーの居場所はないことはだれの目にも明白なのに、その現実に向き合おうとしない。
自動車業界の衰退に鈍感ならば、金融市場のバブル崩壊目前の状況に鈍感なのもやむを得ないかもしれない。
「暴落しない」と考えるほうがむしろ不思議
いつも「バブルだ」、と言っている私であるが、昨年末には「2025年は株もビットコインも経済も大暴落する」(2024年12月14日配信)で、「正確なタイミングはわからないが、バブルであることは100%確実、それも終盤であることも90%自信があるが、崩壊のタイミングだけは何とも言えない」という趣旨の記事を書いている。
今回はさらに踏み込んだわけだが、「2月または3月に暴落」と宣言してしまっては、外れることを承知のうえで書いているようなものだが、確率は50%以上あると思うし、もし今回しのいだとしても、2025年中、いや、2025年夏までには必ず暴落するだろう。
なぜ、そこまで自信があるか。私に言わせれば、これだけ世界は混乱しているのに、暴落しないと思えるほうが不思議である。理由は、前回書いた通りだが、まさに、トランプ就任で、やりたい放題、あまりに乱暴で、これが持続することはあり得ないし、いったん流れが変われば、大反動がくることは必至である。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら