コロナ禍で激増「足をめぐる」深刻症状の後始末 気づかぬうちに「テレワーク足」になっている
よく「いつも同じ側だけで組むのがいけないのであって、逆脚でも組んで、左右の時間を均等にすればいい」と勘違いしている人がいるのですが、それは違います。
脚を組む癖のある人は、自分が脚を組んでいることに気づくたびに、脚を戻しましょう。骨盤を立たせる姿勢を意識して、座り直してください。
無意識にやっている癖なので、組まずにいることはなかなか難しいのですが、「気づいたときにやめる」という習慣をつければだいじょうぶ。少しずつでも脚を組む時間を減らしていきましょう。
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「テレワーク足」になっていないか?
「歩く」という動作にも、人それぞれにできる限界があります。
「平らな道はいいんだけど、階段を上るのがつらい」「10分や20分ならなんともないけど、1時間歩くと膝が痛くなる」といったように、足にかかる「負荷の量」と「負荷のかかる時間」が増えれば増えるほど、それぞれの限界に近づくことになります。
そして限界を超えると、足に不調が出るのです。
かりに都会で平均的に暮らしている人が、いきなり30キロの道のりを歩けば、健康な人でも膝や脚がダメージを受けて痛みが出るはずです。
それが、負荷が限界を超えたということです。個人差はありますが、誰にでもそういう活動限界値(ボーダーライン)があります。
運動不足になって、脚や足の筋肉と関節を動かさないでいると、このボーダーラインが下がってきます。それは、少し運動しただけでも限界を超えてしまうということです。
そうなると、それほど動いたわけでもないのに、痛みが出てくるのです。
コロナ禍でステイホームが叫ばれた時期に、立つとふらついたり、足に痛みが出たりする人が増えました。原因はテレワーク(在宅勤務)による足の機能低下です。
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