自己流だと危険?痛みを防ぐ「宅トレ」のやり方 「短時間で高い効果」は夢物語、一歩ずつが肝要

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
自宅でPCを見ながらトレーニングする様子
自宅でトレーニングする「宅トレ」で身体の痛みが出てしまったらどうすればいいのか、専門家にインタビューした(写真:Mills / PIXTA)

体力低下や体重増加など、運動不足に悩む人々の間で定着した「宅トレ」。YouTube動画などを見ながら行う自宅でのトレーニングは手軽さが魅力ではあるものの、自己流で体を動かし続けた結果、思うように効果が出ないどころか背中や腰、膝が痛くなったという人も多い。

そこで、ケガをした人に対して治療を行う柔道整復師の国家資格を持ち、スポーツ医療が専門の環太平洋大学健康科学科 副学科長の小玉京士朗氏に、効果的な宅トレのやり方と注意点を聞いた。
(編注:本記事で言及されている痛みとその原因はあくまで一例であり、身体の違和感が続く場合は医療機関の受診をお勧めする)

まずはストレッチ「3週間継続」が肝

「10分で痩せる!」「1日5分ダイエット」「おうちで簡単トレーニング」……YouTubeなど動画サイトには目を引く謳い文句が並ぶ。忙しい毎日のなかで運動不足を解消しようと考えたら、早く効果を得られるエクササイズを選びがちだが「短時間で効果を出す運動は注意が必要だ」と小玉京士朗氏は警鐘を鳴らす。

「1日5分、1週間ダイエットなどといった短期間で効果を得るための運動は、強度が高い内容のものが多いのです。当たり前ですが強度が弱い運動で効果を出すには、ある程度の長い期間が必要だからです」

スポーツ/運動を「知る」「観る」「楽しむ」ための記事はこちら

例えば強度が強いものとして「HIIT」(ヒート)と呼ばれるトレーニングがある。動画サイトで目にしたことがある人も多いだろう。

これは、「High Intensity Interval Training」(高強度インターバルトレーニング)、つまり負荷の高い運動と休憩を繰り返すもの。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事